アスベスト調査の流れを完全解説|調査手順と費用・注意点まとめ
- 1月22日
- 読了時間: 15分

▶︎1. アスベスト調査とは?目的と必要性を理解しよう

1.1 アスベストとは?どんな建材に使われているのか
アスベストとは、天然に産出される鉱物繊維のことです。
耐熱性・耐久性・防音性に優れており、かつては「夢の建材」と呼ばれていました。建築物や設備のあらゆる場所で使用され、特に1970年代から1990年代初頭にかけて多くの建物に採用されていました。
たとえば、次のような部分に使われていることが多いです。
天井や壁の吹付材(吹付けアスベスト)
ボイラーや配管の断熱材
外壁や屋根材(スレート、サイディング)
床のビニールタイル
換気ダクトの保温材
一見すると普通の建材と見分けがつかないため、専門知識がないと判断は難しいです。アスベストが使われているかどうかを正確に知るには、専門の調査が欠かせません。
1.2 アスベスト調査が義務化されている理由
アスベストは空気中に飛散すると、人の健康に重大な影響を与えるおそれがあります。長期間吸い込むことで、肺がんや中皮腫といった病気を引き起こすことが分かっています。
そのため、法令によって「建物の解体や改修を行う前には、必ずアスベストの有無を調査する」ことが義務化されています。
法律では、一定規模以上の工事を行う際、事前に調査を実施し、結果を行政に報告することが求められています。報告を怠ると罰則の対象になることもあります。
つまり、アスベスト調査は単なる『任意の安全対策』ではなく、『法的に定められた必須の手続き』です。
1.3 アスベスト調査が必要になるタイミング(解体・改修前など)
アスベスト調査が必要になるのは、主に以下のような場面です。
建物を解体する前
壁や天井などを改修・リフォームする前
古い建物を用途変更(リノベーション)する前
設備を撤去・交換する前
特に1980年代以前に建てられた建物は、アスベストを使用している可能性が高いため注意が必要です。
「見た目がきれいだから大丈夫」と思っていても、内部の断熱材などに含まれているケースも少なくありません。
よくある失敗として次の3つが挙げられます。
調査を行わずに解体を進めてしまう
アスベストの有無を目視で判断してしまう
分析結果を待たずに工事を始めてしまう
これらはいずれも法令違反や健康被害につながるリスクがあります。正しい手順を守ることで、安全かつスムーズに工事を進めることができます。
▶︎2. アスベスト調査の流れをわかりやすく解説

2.1 調査依頼から報告までの全体のステップ
アスベスト調査は、「依頼 → 現地調査 → 分析 → 結果報告 → 行政への届出」という流れで進みます。全体の工程を把握しておくことで、スケジュール管理がしやすくなります。
以下が一般的な流れです。
お問い合わせ・見積依頼
まず、建物の構造や築年数、工事内容をもとに調査の見積もりを行います。図面があれば事前に確認してもらうとスムーズです。
現地調査(目視・採取)
調査員が現場を訪れ、アスベストが使われていそうな箇所を確認します。必要に応じて建材の一部を採取します。
試料分析
採取したサンプルを専門の分析機関で検査します。結果が出るまでには通常3〜7日ほどかかります。
調査結果の報告書作成
アスベストの有無、種類、含有率などをまとめた正式な報告書を作成します。
行政への届出(必要に応じて)
アスベストが含まれている場合、改修・解体前に関係機関への届け出が必要です。
この流れを理解しておくことで、工事全体の計画を立てやすくなり、トラブルを未然に防げます。
2.2 現地調査とサンプリング(採取)のポイント
現地調査では、アスベストが使われている可能性がある部分を慎重に確認します。建物の築年数や用途、建材の種類を踏まえて判断するのがポイントです。
サンプリング(採取)時には、次の点が重要です。
サンプルは飛散防止措置を取って安全に採取する
採取箇所は代表的な場所を選定する(複数階や部屋など)
採取後はしっかりと密封し、汚染を防ぐ
たとえば、天井ボードや壁の塗材、配管の保温材などが対象になります。
採取は1箇所あたり数分で終わりますが、安全確保と精度の高い結果のためには専門資格を持つ調査員による実施が不可欠です。
2.3 分析・判定の方法と結果報告までの期間
採取した試料は、電子顕微鏡などの機器を用いて成分分析されます。
主な分析方法には以下の2つがあります。
偏光顕微鏡分析(PLM):主に石綿の種類を特定するための分析
透過型電子顕微鏡分析(TEM):微量のアスベストを高精度で検出できる方法
分析期間は、サンプル数や検査機関の混雑状況にもよりますが、通常3〜7営業日程度です。急ぎの場合は、特急分析サービスを利用することも可能です。
報告書には、アスベストの有無だけでなく、以下の情報も明記されています。
含有している場合の石綿種類(クリソタイル、アモサイトなど)
含有率(1%以上かどうか)
今後の対応方法(除去・封じ込めなどの推奨)
結果報告を受けた段階で、除去工事や行政への届出準備を始めるのが理想的です。
2.4 よくある失敗例と注意点
アスベスト調査の現場では、手順を誤ることでトラブルに発展するケースもあります。
ここでは、よくある失敗とその防止策を紹介します。
調査を省略して解体を始めてしまう
→ 法令違反となる可能性があり、工事が中断するリスクがあります。必ず事前調査を行いましょう。
目視で判断してしまう
→ 見た目では含有の有無は判断できません。必ずサンプリングと分析をセットで実施することが大切です。
報告書を提出しないまま工事を進める
→ 結果を行政に報告しなければ、罰則を受ける場合もあります。報告までを調査工程の一部と考えましょう。
サンプリング数が少なく不正確な結果になる
→ 代表的な箇所を複数採取しないと、建物全体の判断を誤るおそれがあります。
分析結果を受け取っても対応を後回しにする
→ 結果をもとに除去や対策を早めに検討することで、工期の遅れを防げます。
これらの注意点を守ることで、作業の効率が上がり、安全で確実なアスベスト対応ができます。
正しい流れで調査を進めることが、最終的なコスト削減と安全確保につながります。
▶︎3. アスベスト調査の費用相場と時間の目安

3.1 費用の内訳と建物規模による違い
アスベスト調査の費用は、建物の規模や採取箇所の数によって大きく変わります。
一般的な費用の内訳は以下のとおりです。
現地調査費:現場確認・サンプリング作業にかかる費用
分析費用:採取した試料を専門機関で分析する費用
報告書作成費:結果をまとめた正式な報告書の作成費
交通費・諸経費:遠方調査や特殊な採取作業に伴う実費
調査費用の目安は、建物の規模によって次のようになります。
建物の種類 | 採取箇所の目安 | 費用相場(税込) |
一戸建て住宅(小規模) | 3~5箇所 | 約5〜10万円 |
中規模ビル・店舗 | 5~10箇所 | 約10〜20万円 |
大型施設・工場 | 10箇所以上 | 20万円以上 |
アスベストが疑われる箇所が多いほど、サンプリングや分析に手間がかかり、費用も上がる傾向があります。
見積もりの段階で「どの部分を調査するか」を明確にしておくことが、無駄な費用を防ぐポイントです。
3.2 調査にかかる日数とスケジュールの組み方
アスベスト調査は、一般的に以下のスケジュールで進みます。
お問い合わせ〜見積り:1〜2日
現地調査(サンプリング):半日〜1日
分析(専門機関での検査):3〜7営業日
結果報告・書類作成:1〜2日
合計すると、最短で約1週間、長くても10日前後で結果を受け取ることができます。
ただし、分析を依頼する試料数が多い場合や、特急対応を希望する場合は期間が変わることもあります。
スムーズに進めるためには、次の点を意識しておくと良いです。
工事の日程が決まっている場合は、2週間前までに調査を依頼する
建物の図面や使用材料の情報を事前に準備しておく
分析機関の営業日や混雑状況を確認しておく
このように準備を整えておくことで、調査結果を待つ間に工事計画を立てやすくなります。
余裕を持ったスケジュール設計が、工期の遅延を防ぐカギです。
3.3 コストを抑えるためのポイント
アスベスト調査の費用を抑えるには、ただ「安い業者を選ぶ」だけではなく、賢く計画を立てることが大切です。
コストを最小限にするためのポイントを3つ紹介します。
調査と除去を一貫して依頼する
調査だけ別業者に頼むと、報告書の形式が合わなかったり、再分析が必要になることがあります。調査から除去まで一括対応できる業者に依頼すると、余分な費用がかかりません。
現地調査前に情報を整理する
建物の図面、使用材料の履歴、改修記録などをあらかじめ準備しておくと、調査が効率的に進み、時間と費用の両方を節約できます。
必要な箇所を的確に調査する
全ての建材を無作為に採取すると費用が膨らみます。経験豊富な調査員なら、アスベストが使われやすい部位を判断し、必要最小限で正確な結果を導き出せます。
また、複数の建物を一度に調査する場合、まとめて依頼することで割引が適用されるケースもあります。
費用面だけでなく、信頼性や報告スピードも重視することで、結果的に工期全体のコストを抑えることができます。
▶︎4. アスベスト調査後の対応手順
4.1 アスベストが検出された場合の対応フロー
アスベスト調査の結果、アスベストが「含有あり」と判定された場合は、すぐに次の対応フローに沿って進める必要があります。
放置すると健康被害や法令違反のリスクがあるため、迅速な対応が大切です。
一般的な流れは以下のとおりです。
分析結果の確認
報告書でアスベストの含有率・種類・レベルを確認します。レベル1(吹付材)〜レベル3(成形品)まで分類され、危険度に応じて対応方法が異なります。
施工計画の策定
除去工事を行う場合は、施工計画書を作成し、労働基準監督署や自治体へ届け出ます。この時点で工期・予算・安全対策の全体像を整理します。
近隣説明・作業準備
工事前には近隣住民への説明を実施し、理解と協力を得ます。また、現場では養生シートや負圧装置を設置し、飛散防止対策を行います。
除去・処理作業の実施
資格を持つ作業員が専用の防護具を着用し、安全基準に沿ってアスベストを除去します。除去後の廃棄物は特別管理産業廃棄物として処理されます。
完了報告と環境測定 作業後に大気中のアスベスト濃度を測定し、安全が確認された段階で完了報告書を提出します。
この一連の流れを確実に行うことで、建物の安全性を守りながら、法的リスクを防ぐことができます。
4.2 除去・封じ込め・囲い込みの違い
アスベストが検出された場合の処理方法は、「除去」「封じ込め」「囲い込み」の3種類があります。
それぞれの特徴を理解しておくことで、状況に合った最適な方法を選べます。
処理方法 | 内容 | 主なメリット | 注意点 |
除去 | アスベストを完全に取り除く方法 | 再発リスクがない | 費用と工期が長くなる |
封じ込め | 固化剤などでアスベストを固定化し、飛散を防ぐ | 建材を残したまま作業可能 | 将来再施工が必要になることも |
囲い込み | アスベストを壁や板で覆い、外部に漏れないようにする | 施工が短期間で完了 | 劣化によるリスクが残る場合がある |
選定のポイントは「アスベストの状態」と「建物の使用目的」です。
たとえば、使用中の施設では封じ込め・囲い込みが選ばれることが多く、解体予定の建物では除去が基本となります。
どの方法も、専門的な判断と施工技術が欠かせないため、経験豊富な業者に依頼することが安心です。
4.3 法令に基づく届け出と安全管理の流れ
アスベストが含まれていることが判明した場合、除去作業を行う前に法令に基づいた届け出が必要です。
手続きを怠ると行政指導や罰則の対象になるため、注意が必要です。
主な届け出・手続きの流れは次の通りです。
労働基準監督署への届出
アスベスト除去工事を行う際は、作業開始の14日前までに「石綿作業計画書」を提出します。
自治体(環境部局)への届出
大気汚染防止法に基づき、除去や解体工事の内容を報告します。
特にレベル1・2に該当する工事では厳格な報告が求められます。
作業中の安全管理
作業区域の隔離、負圧装置の設置、作業員の防護服・マスク着用などを徹底します。
作業場内の出入り口には「立入禁止」表示を行い、飛散防止措置を常時維持します。
廃棄物の処理
除去したアスベスト廃材は密封し、指定の最終処分場まで適切に運搬します。
運搬記録(マニフェスト)を残すことも義務付けられています。
このように、調査後の対応は「技術」だけでなく「法令遵守」も重要な要素です。
安全対策と届け出をしっかり行うことが、信頼される工事の第一歩です。
▶︎5. 藤建設のアスベスト調査・除去工事の強み
5.1 調査から除去・廃棄まで一貫対応
藤建設の大きな強みは、アスベスト調査から除去・廃棄処理までを一貫して対応できる体制にあります。
通常、アスベストの調査と除去は別業者に依頼するケースもありますが、その場合、連携のずれや追加費用が発生することがあります。
藤建設では次の流れをワンストップで完結できます。
事前調査・分析:現地確認からサンプリング・試験分析まで自社で実施。
施工計画の作成・届け出:労働基準監督署や自治体への提出をサポート。
除去作業・飛散防止措置:資格を持つ専門スタッフが徹底管理のもと作業。
産業廃棄物の適正処理:法令に基づき、安全な最終処分場へ運搬。
完了報告書の提出:大気測定結果を添えて、確実な工事完了を報告。
このように、調査・施工・処理の全工程を社内で管理しているため、工程の無駄がなく、スピーディーで正確な対応が可能です。
また、報告書や提出書類のフォーマットも統一されており、行政手続きの手間も最小限に抑えられます。
5.2 高品質で迅速な対応体制
藤建設では、経験豊富な技術者が在籍し、高い品質とスピードの両立を実現しています。
アスベスト除去は、安全管理と精度の高い作業が求められるため、スタッフ全員が法令・安全教育を受けています。
同社の対応体制の特徴は次の通りです。
専門資格を持つ技術者が現場に常駐
アスベスト作業主任者などの有資格者が、安全基準を守りながら現場を指揮します。
緊急対応が可能なスピード体制
調査結果次第では、即日施工計画を立てられる体制を整えています。
品質を保つためのチェック体制
工事の各工程で複数人によるチェックを行い、施工ミスや安全上の不備を防止しています。
一般的な業者では、調査後に施工業者を探す時間が発生しますが、藤建設ならその場で計画を立ててすぐに工事へ移行できます。
「安全性を最優先しながら、最短ルートで作業を完了できる」――これが藤建設の品質の強みです。
5.3 無料相談と全国対応の安心サポート
アスベストに関する疑問や不安を抱える方に向けて、藤建設では無料相談を実施しています。
電話・メール・フォームのいずれからでも気軽に問い合わせができ、現場の状況に応じたアドバイスを受けられます。
さらに、京都本社を拠点にしながらも、全国対応が可能な柔軟な体制を持っています。
遠方の現場でも出張調査・見積り対応ができるため、地域を問わず依頼できます。
相談時には、次のような情報を用意しておくとスムーズです。
建物の住所・築年数・構造(木造・鉄骨など)
改修や解体の予定日
図面や過去の改修履歴
また、見積りは完全無料で、契約前に費用や工程を明確に提示してもらえるため安心です。
緊急の案件にも柔軟に対応しており、最短で即日現地確認が可能な場合もあります。
全国どこでも同じ品質基準で施工できることから、個人宅から事業施設まで幅広いニーズに対応。
無料相談・迅速対応・全国カバーという三拍子がそろった信頼性の高さが、藤建設の選ばれる理由です。
▶︎6. まとめ|正しい手順で安全・安心のアスベスト調査を
6.1 アスベスト調査の流れをおさらい
ここまで、アスベスト調査の基本から具体的な流れまでを詳しく見てきました。
最後に、全体の流れをもう一度整理しておきましょう。
お問い合わせ・見積もり依頼
建物の構造や築年数を確認し、必要な調査範囲を明確にします。
現地調査・サンプリング
専門スタッフが現地を訪問し、アスベストの可能性がある建材を採取します。
試料分析と報告書作成
専門機関で分析を行い、アスベストの有無や種類を特定します。
結果報告と行政への届出
アスベストが含まれている場合は、報告書をもとに関係機関へ届け出を行います。
除去・封じ込め・囲い込みなどの処理
分析結果に応じて最適な対策を実施し、最終的に安全な状態を確認します。
この流れを守ることで、健康被害や法令違反を防ぎ、安全で確実な建物管理ができます。
特に、リフォームや解体の予定がある場合は、早めの調査が安心です。
6.2 安全な工事のために信頼できる業者を選ぶコツ
アスベストの調査・除去には、専門的な知識と高度な技術が求められます。
そのため、業者選びを慎重に行うことが、安全でスムーズな工事につながります。
信頼できる業者を見極めるためのポイントは次のとおりです。
調査から除去・廃棄まで一貫対応できるか
複数業者が関わると手続きが複雑になります。一社完結型の体制なら、工程管理もスムーズです。
資格と実績を持つスタッフが在籍しているか
「石綿作業主任者」などの資格保有者が施工を担当していることが信頼の証です。
法令遵守と安全対策を徹底しているか
労働安全衛生法や大気汚染防止法に基づいた施工計画を守っているかを確認しましょう。
見積り内容が明確で、追加費用の説明が丁寧か
費用の内訳が不透明な業者は避け、報告書や分析方法を明示してくれるところを選ぶと安心です。
また、対応の早さや説明の丁寧さも、信頼できる業者の大事な要素です。
見積りの段階で質問にしっかり答えてくれる業者は、施工時のトラブルも少なく済みます。
信頼できる業者を選ぶことが、アスベスト対策を安全に成功させる最大のポイントです。
藤建設のように、「調査・除去・原状回復まで一貫対応し、全国で迅速に対応できる体制」を持つ企業なら、初めての方でも安心して任せられます。
安全性を第一に、確実な手順で進めることが、将来のリスクを防ぐ最善の方法です。
▶︎アスベスト対策工事なら藤建設にお任せください。
藤建設では、アスベストの調査・分析・除去・廃棄処理までを一貫対応しています。
全国対応の体制と経験豊富な専門スタッフにより、安全でスムーズな施工を実現します。
無料相談・お見積りはお気軽にどうぞ。あなたの建物に最適なプランをご提案します。

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